動く錯視「フレーザー・ウィルコックス錯視」
普通のイラストなのに動いて見えるのって不思議ですよね
動いて見える錯視の中で「フレーザー・ウィルコックス錯視」っていう錯視があります。
その原理を使ってイラストを書いてみました。
動いて見えるフレーザー・ウィルコックス錯視を使ったイラストで猫のオモチャを作る企画。うまくいったら商品化したいなー#opticalillusion #fraserwilcox #original #illust #cattoy pic.twitter.com/zuUZpRv0nc
— Takahiro.design (@abolt_hunter) December 31, 2019
色と脳の反応を調べた研究では、脳の中で色や明暗を認識する順番に差異があるので、脳がイラストを補完しようとする作用と相まって、見ているイラストの周囲が動いて見えるみたいです。
うまく使えば左右上下に移動したり、広がっていくように見えたり、縮んでみえたり、回転しているように見えたりします。
※鼠のイラストでは目に飛び込んでくる情報が、全体色の黄緑の後に、黒>青>白の順で脳が処理し、魚のイラストは全体色の濃青の後に、白>緑>黒の順で脳が処理している(と思う)
錯視イラストで一番有名な作品が北岡明佳先生の「蛇の回転」です。
ピンとこない方はぜひリンクをクリックしてみてください。
きっと見たことがあると思います。
猫のおもちゃ
そんな動くイラストをツイッターにあげたのですが、それを使って猫のおもちゃを作りたいと思いました。
きっかけは猫が錯視を見て飛びかかる動画を見たからなのですが、猫は赤色が見えません。
※猫は以前は犬と同じような二色型色覚者だと考えられていましたが、緑の光も少し見ることができる三色型色覚者であることが分かりました。
ですので、 猫も見やすいように、赤は禁止、緑も少なめにした濃淡強めの見やすいイラストが必要です。
イラストが魚とか鼠なのは猫のおもちゃを想定しているためです。
まだ試作段階なので色々考えて実験してみようと思います。
印刷生地は猫の爪が引っかかりやすい不織布がいいのか、ガシャガシャ音が鳴りやすいビニール地がいいのか……?
逆にふわふわのタオル生地とか?
最近は作ってみたいおもしろ作品アイディアがたくさんあるので、
マイペースに企画を考えて勧めていこうと思います。