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【まさにハンドパワー】目が見えない天才画家の色彩判別能力が凄い【全盲の画家】

目が見えない天才画家の色彩判別能力が凄い

 

目が見えない天才画家の色彩判別能力が凄い

目が見えない天才画家の色彩判別能力が凄い

指先で色を判別できる能力

昔テレビで観た、目が見えない全盲の天才画家が、指先の触覚だけで色を認識し、色鮮やかな絵を描いておりました。
 ※番組名は、フジテレビで2012年1月26日に放送された「奇跡体験!アンビリバボー」
 
彼の名前はジョン・ブランブリット(John Bramblitt)、1971年アメリカ・テキサス州生まれ。
 ※Official Siteはこちらhttps://bramblitt.com/
 
こちらは最近のツイート ↓
 
目が見えないのに絵を描ける理由は、絵の具を触ったときの感触の違いを感じ取っているとのこと。
番組内のパフォーマンスで、試しにランダムにパレットに絵の具を並べると、スタッフが混ぜた色を含めて、すべて手で触るだけで色を言い当てました。
なんと指先で触って1000色以上を判別できるようです。
驚きですね。
 
その能力の証明として、番組内では暗闇の中で花の絵を描いたり、初対面であるスタッフの似顔絵も5分顔を触るだけで描いておりました。
それらがまた上手なイラストなので、逆に番組のヤラセではないかと疑いたくなるほどです。
 

指先で色を判別できる理由

この方の能力について番組内では学者の方が「人は何かの機能、たとえば視覚など、を失うと、代償として、他の機能がおそろしく発達して補う「代償機能」の能力があるから」と説明しておりました。
 
フィクションの世界の特殊能力のようで、失礼ながら当時は半信半疑でしたが、、、
改めて動画などで彼の作品やインタビューを見たり、目が見えない方へ絵の描き方を教えていたりする様子を見ると、その才能は本当の能力なのだとわかりました。
 
ということは、よく考えてみると、このような能力が、他の人にも再現性があるかもしれ無いことに気が付きました。
 

肌で光や色を感知している

肌で光や色を感知している

紫外線で日焼けする肌

みなさんはハワイや海へ行く時に、日焼け防止としてサンケア商品を使用したことがあると思います。
太陽光からの紫外線(波長400mmほど)に、メラノサイト細胞が反応してメラニンという黒い物質を作る”日焼け”を防ぐためです。
 

肌と光の実験

皮膚の細胞が紫外線という光に反応しているように、他の光にも肌が反応していた色彩療法の実験もありました。
 
皮膚の角層バリアを壊して、赤と緑と青のLEDの光を当てると、赤い光をあてている時が一番バリアの回復が早かった
緑の光は通常と同じスピードで変化がなく、青い光はバリアの回復が遅れたとのことです。
逆に、ニキビの原因である菌は、青い光で増殖を防げるというような事例もあるようです。
 
人が色を識別するのに、網膜にある「オプシン」というタンパク質で光の種類を受容しているのですが、皮膚にもオプシンがあり、遺伝子配列の一部が網膜と同じことがわかっているそうです。
しかも、光の明暗を感じるタンパク質の「ロドプシン」も肌に存在します。朝日を浴びるとセロトニンが作られて目が覚めます。
皮膚は視覚と違ったシステムで色を感じているのかもしれないですね。
 
肌に「オプシン」も「ロドプシン」も存在して、光を感じ取れているということは、皮膚で色を認識できる人が他にもいる可能性は捨てきれませんね。
そのような実験で、目隠しをした状態でも、赤い部屋と青い部屋に入るのでは、脈拍や血圧に変化が出るそうです。
 

電磁波と色について

電磁波と色について

見える色と見えない色、どちらも同じ電磁波

人間は色が見える光の波長を「可視光線」と名付けましたが、目に見えない「赤外線」や「紫外線」も、一部の動物や昆虫には見えていることがわかっております。
 
”色”は光の波長の長さで色の違いを観測しているのですが、他の目に見えない ”赤外線” や、”紫外線” などの光も、全て波長が異なる同じ ”電磁波” なのです。
※ X線 < 紫外線 < 可視光線 < 赤外線 < 電波 の順で波長が長くなります。
 

電磁波の種類

電磁波の種類をまとめてみました。 ↓

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カラスのゴミ荒らしの例でも、紫外線カットの黄色いゴミ袋で中身が見えなくなり、ゴミの荒らしが減ったというのは有名な話。

蛇も暗闇でも赤外線が見えるおかげで獲物を捕まえられます。

人に見えないものがみえる生物もけっこういるものですね。

 

カズレーサーのネタで「ここ Wi-Fi 飛んでんな」というのがありますが、マイクロ波も照明の光も同じ電磁波なので、世界のどこかにWi-Fi(マイクロ波)が見える生物がいるかもしれませんね。

 

光の種類

光について詳しく図にまとめました ↓

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 電磁波の波長が 1mm(1,000,000nm)~2nm が光で、
そのうち可視光線の 約780~380nm が人間に見える範囲です。(すごい狭いですね)
 
こうしてみると、右に行くほどエネルギーが大きいので、人間にダメージを与える電磁波の並びに見えますね。
紫外線の隣に青や紫があるので、ブルーライトが目に悪いのも納得です。
 
皮膚は紫外線で日焼けをしたり、赤外線ヒーターで熱を感じることができるのだから、その間に存在する可視光だけ識別しないと考える方が不自然かもしれません。
 

さいごに

さいごに

目が見えなくても、手から色を見分けられる人がいる事を知りました。

原因を考察するなら、消えた視覚の代償機能として、手の「オプシン」や「ロドプシン」などの感覚に関する感度がすごい増加して、既存の脳の処理する部分と新たに結びついているから?

人の肌は赤外線や紫外線に反応しているのだから、間にある可視光線にも肌が反応することは自然なことです(?)

 

また、本当かどうかわかりませんが、白は光を透過させ、黒は光のエネルギーを吸収するので、黒い服を着ると老化しやすいというお話や、

そもそも身の回りの色に影響を受ける色彩心理学でも肌から直接色を感じ取っているのではないかというお話もありました。

 

色って奥が深いですね。。調べても無限に気になることが出てきます。

 

さいごに空想ですが、動物や昆虫は赤外線や紫外線が見えているのだから、同じ電磁波である電波や放射線が見える生物もいるのかもしれないなーと考えると面白いですね。

 機械を使えば人間も観測することはできている訳です。 

 

 電磁波全てが見える生物がいたら、世界はどのような風景に見えているのでしょうか。